TMF5ドル台は買いなのか?レバレッジ型の債権ETFを買う理由とは

米国ETF

Direxionデイリー20年超米国債ブル3ETF(TMF)は、アメリカ国債市場におけるレバレッジETFの一つです。このETFは、ファンドの日次基準価額の値動きがICE20年超米国債インデックスの3倍のパフ ォーマンスとなる投資成果を目指しています。したがって、TMFのパフォーマンスは、国債の価格変動に左右されます。2023年9月8日(米国時間)の終値で5.94ドルであり、これを購入することが合理的かどうかについて考察してみます。

1. レバレッジETFのリスク

TMFはレバレッジETFであるため、一般のETFとは異なる特性を持っています。レバレッジETFは、元々の指数や資産の日々のリターンを増幅することを目的としているため、リスクの高い商品と言えます。リーマン・ショックや新型コロナウイルスのような市場の大きな変動があると、レバレッジETFの損失も大きくなります。5ドル台での購入は、そのリスクを考慮する必要があります。

2. 投資目的の明確化

TMFは、国債市場に関する知識がなければ理解しにくいETFの一つです。投資目的を明確にし、長期的な投資戦略を持つことが重要です。資産を短期的に増やすためだけの投資ではなく、退職に向けた資産形成や退職後の資産活用、リスクヘッジの一環などとして購入する場合があります。

3. マーケットの動向の理解

アメリカ国債市場は、さまざまな要因に影響を受ける複雑な市場です。金利の変動や景気の変化によって国債価格は変動します。TMFはこれらの要因に敏感であり、市場の動向を理解することが重要です。将来の金利の変化や国債市場の予測を考慮に入れる必要があります。

4. リスク管理とポートフォリオの多様化

TMFを購入する際には、リスク管理を重視しましょう。ポートフォリオを多様化し、リスクを分散させることが投資の基本です。TMFを含めた資産クラスやETFを組み合わせて、リスクを最小限に抑える戦略を検討しましょう。

まとめると、TMFを5ドル台で購入することが合理的かどうかは、個人の投資目的、リスク許容度、市場の動向などによります。TMFは高いリスクとリターンを持つため、慎重な検討が必要です。自身の財務状況と戦略に合わせた判断を行うことが重要です。

■今後の方針

私は、TMFの過去の値動きからみて、5ドル台は割安だと考えています。9月8日時点で、取得単価6.85ドルで170株を保有していますが、資金に余裕があれば積極的に買っていきたいと思います。将来的には少なくとも2〜3倍のリターンは狙っていきたいですね。

【追記】9月22日、TMF10株を5.30ドルで追加購入しました。平均取得単価は6.77ドルになりました。

【追記】TMFが12月1日、10株を1株に併合したため、保有していた180株が18株、平均取得単価は6.77ドルが67.70ドルになりました。

【追記】FRBのパウエル議長が12月13日のFOMCで、利下げの開始時期について議論したことを明らかにしました。

これを受け、TMFは13日の終値で61.03ドルまで上昇しました。

金利と債券価格は逆の動きをするシーソーの関係にあります。つまり、金利が下がると債券価格は上がります。

市場は利下げを織り込み始めており、3倍レバレッジのTMFは今後、上昇していくことが想定されます。

早く含み益になってほしいものです。

【追記】2024年6月3日、48.04ドルで全18株を売却し、損切りしました。

利下げはなかなか訪れないとみて、資金を他へ振り向けることにしました。

 

 

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